長野県大町市の関電不動産開発 くろよんの森(以下、「くろよんの森」)となる地は、かつて黒部ダム建設を支えた拠点でした。同市では、松くい虫や熊による被害の抑制、関係人口の創出など地域課題が顕在化。長年つながりを築いてきたこの地で何ができるか―そこで始めたのが、天然林を活かした持続可能な森づくりへの挑戦です。
くろよんの森を通じて地域の魅力を発信
大町支店 支店長
川田 達
大町市では、100年先の未来へ今と変わらない「水が生まれる信濃おおまち」を届けるため「信濃おおまち みずのわプロジェクト」を発足し、取組みを進めています。水が生まれるために必要となる森林資源の存在意義を「関電不動産開発 くろよんの森」が担い、地域との連携をより一層深め、「おおまち」の魅力創出・発信につなげていきたいです。
大町支店 支店長
川田 達
2024
くろよんの森 プロジェクト始動
長野県大町市の当社社有地において、未活用となっている土地を「持続可能な未来につながる森」として森林整備に向けプロジェクトを開始
2025.5
森林整備協定の締結
大町市の立会のもと、北アルプス森林組合、認定NPO法人環境リレーションズ研究所、当社が連携し、官民協働により森づくりを推進
2025.9
森林整備開始
森林整備計画に基づき、古木の伐採や苗木の植樹、獣害対策等を進め、森の健全化に向けた森林整備を開始
2025.9
ANAホリデイ・イン リゾート信濃大町くろよん
新棟オープン
2025.10
第一回植樹祭
プロジェクト関係者と当社新入社員が参加し、未来へつながる森づくりへの思いを込めて植樹を実施
2026.2
次年度森林整備計画策定
2026.6
新入社員による植樹
社会人としての第一歩を記念し、一人ひとり未来への成長に願いを込めて植樹を実施
2026.7
生態系調査
この森に生息する昆虫・植物の種類や分布、生息環境の把握のために生態系調査を実施
2026.10
会社統合10周年記念植樹
持続可能な未来につながる森
会社人生の歩みと共に木々の成長を見守っていきたい
電力関連事業部
小野寺 茉緒
プロジェクト初となる植樹に参加できたことを嬉しく思います。苗木が無事に根付き、大きく育ってほしいと願いながら一本一本植えました。社会人の節目に再びこの森を訪れ、その成長を見届けたいです。
今後に向けて
経営企画部
マネジャー
松下 祐子
この森の豊かさを未来へつなぐため、生物多様性の保全に取り組む区域として、環境省の「自然共生サイト」認定を目指します。あわせて、四季折々の美しい景観づくりや憩いの場の整備など、地域の魅力向上につながる取組みを進め、この森が大町市のランドマークとなるよう、持続可能な森づくりに取り組んでいきます。
経営企画部
マネジャー
松下 祐子
くろよんの森プロジェクトでは、ほかにどんな活動をしていますか?
豊かな森づくりに向けた生態系調査
昨年度から森林整備を開始し、今年7月には関西電力グループのKANSOテクノスと協同で、この森の初期状態を把握するための生態系調査を実施しました。調査では、これまで十分な手入れが行われてこなかった森林において、どのような植物や昆虫が生息・生育しているかを確認し、生物多様性の現状を把握しました。今後森林整備を進めていくとともに、定期的なモニタリングを実施し、生態系の保全・回復状況を確認していきます。
森林整備による生態系保全だけでなく、かつてこの地域に見られた生きものの回復状況も確認しながら、生物多様性の豊かな森づくりを目指していきます。
経営企画部 リーダー
山野 一樹
